同じ単語でマレー語とインドネシア語で意味が違う事例
Senang(スナン)
インドネシア語:楽しい、嬉しい マレー語:簡単な
Persoalan(プルソアラン)
インドネシア語:問題(problem) マレー語:質問
Senang(スナン)は、インドネシア語の会話では、よく耳にすることばで、楽しい、うれしいといった意味だ。一方、マレー語では、簡単という意味で使われることが多い。
Persoalan(プルソアラン)は、インドネシア語では、問題という意味で、英語のPloblem に近い。マレー語では、質問という意味で、英語のQuestionだ。
マレー語で、Persoalan ini kamu senang ke?(プルソアラン イニ カム スナン カ?)と聞かれると、あなたには、この質問は簡単でしょう?という意味だが、
これを、インドネシア語学習者が聞くと、あなたが抱えているこの問題(problem)に対し、あなたは楽しいと思うか?といったようにイメージになってしまう。
同じような単語が並んでいても、別の意味になってしまうので通じない。
上記マレー語のセンテンスは、インドネシア語では
Pertanyaan ini anda gampang kan?(プルタニャアンイニアンダガンパンカン)
といった表現になる。
Tengok(テンゴック)
インドネシア語:見舞う マレー語:見る
Kereta(クレタ)
インドネシア語:電車、汽車 マレー語:自動車
Tengokは、インドネシア語では、病院にお見舞にいくという意味だが、マレー語では一般に見る、英語のSeeという意味で使われる。
Keretaは、インドネシア語では、電車、或いは汽車という意味だが、マレー語では、自動車のことだ。
マレー語で、Saya tengok kereta saya di garaj (サヤ テンゴック クレタ サヤ ディ ガレージ)は、私は私の車をガレージで見る、という意味だ。
一方、これをインドネシア語学習者が聞くと、私は、私の電車をガレージで見舞うとなってしまうので、何を言いたいのかさっぱり通じない。
上記のマレー語のセンテンス意味をインドネシア語で伝えるならば、Saya lihat mobil saya di parkir (サヤ リハット モビル サヤ ディ パルキル)と表現する。
インドネシア語とマレー語では、同じ単語でも意味がまったく違うケースが結構多い。