ふーやんのマレー語、インドネシア語言語考察

インドネシア語学習者からみたマレー語との違いについてコメントしていきます。。

今日6時に予約できますか?

Bolehkah saya buat tempahan pada pukul 6 hari ini?
(ボレカ サヤ ブアット トゥンパハン パダ プクル ウナム ハリ イニ)

予約する

マレー語では、

Buat Tempahan (ブアット トゥンパハン) と表現する

Buat(ブアット)は、~を作る、~をするという動詞で、英語のDoにあたる。

インドネシア語では、

Buat Booking (ブアット  ブッキング) と表現する

Buat(ブアット)はマレー語と同じだが、予約は外来語の Bookingが使えるのでより簡単だ。

レストランとかクリニックに予約するときよく使われるフレーズだ。

 

6時に

マレー語では、

Pada pukul 6(Enam)  (パダ プクル ウナム) と表現する。

~時は Pukul(プクル)が使われることが多い。

インドネシア語では、

Pada jam 6(パダ ジャム ウナム) と表現される。

~時は、Pukul(プクル)も使われるがJam(ジャム)の方が一般的だ。

 

掲題の、今日6時に予約できますか?インドネシア語では、

Bisakah buat booking pada jam 6 hari ini?

(ビサカ ブアット ブッキング パダ ジャム ウナム ハリ イニ)と表現する。

 

 

台所用品の呼び名に要注意

Di ruang dapur rumah saya ada ........(ディ ルアン ダプウル サヤ アダ........ :私の家の台所には.......がある)

洗濯機

マレー語             Mesin Basuh(ムシン バスッ)
インドネシア語  Mesin Cuci(ムシン チュチ)

流し台

マレー語              Singki(シンキ)
インドネシア語  Wastafel(ワスタフ)

冷蔵庫

マレー語     Peti Sejuk(プティ スジュック)
インドネシア語  Kulkas(クルカス)

オーブン

マレー語     Ketuhar(クトゥハール)
インドネシア語  Oven(オーブン)

マレー語     Pinggan(ピンガン)
インドネシア語  Piring(ピリン)

さじ

マレー語     Sudu(スドゥ)
インドネシア語  Sendok(センドック)

マレー語     Perikuk(プリウック)
インドネシア語  Panci(パンチ)

 

上記の例のように、台所用品の呼び名は、マレー語とインドネシア語では用語が異なるので、インドネシア語学習者には要注意。

    

 

スーパーに日用品を買い物に行く

Saya pergi membeli belah untuk keperluan harian di pasar raya.(サヤ プルギ ムンブリ ブラ ウントック クプルルアン ハリアン ディ パサール ラヤ : スーパーに日用品を買い物に行く)

買い物に行く

マレー語では、Pergi membeli belah(プルギ ムンブリ ブラ)

インドネシア語では、Pergi belanja(プルギ ブランジャ)

インドネシア語で、membeli belahという表現を聞いたことはない。

日用品

マレー語では、barangan Keperluan harian(バランガン クプルルアン ハリアン)

インドネシア語では、barang keperluan harian/sehari hari(バラン クプルルアン ハリアン/スハリ ハリ)

表現としては、ほぼ同じ。

スーパー

マレー語では、Pasar Raya(パーサル ラヤ)が、Giant とか Jaya Grocer のような大規模なスーパーマーケット表す。

ちなみに、グロサリーストア等小さい規模で日用品を打っている店は、Kudai Runcit(クダイ ルンチット)。コンビニは、Kudai Serbaneka(クダイ スルバネカ) という。その他商店に該当する言葉は、Kudai(クダイ)だ。

インドネシア語では、スーパーマーケットは、そのまま、Supermarket(スーパーマーケット)で日本のスーパーと同じ。コンビニについては、Minimarket(ミニマーケット)を使う。一般の商店については、Toko(トコ)だ。

 

掲題について、インドネシア語で、スーパーに日用品を買い物に行くは

Saya pergi belanja kebutuhan/keperluan harian/sehari hari ke Supermarket (サヤ プルギ ブランジャ クブトゥハン/クプルルアン ハリアン/スハリハリ ク スーパーマーケット)と表現する。

 

 

 

 

ゴルフの練習で腰が痛い

Saya sakit belakang sebab saya berlatih golf.(ゴルフの練習をしたので腰が痛い) 

腰が痛い

マレー語では

Sakit PInggan (サキット ピンガン)、或いは、Sakit Belakang(サキット ブラカン

と表現する。

 

インドネシア語では

Sakit Pinggan(サキット ピンガン)、或いは Sakit Punggung(サキット プングン)

と表現する。

 

注意したいのは、腰が痛いという感じ方は、通常は尾てい骨より10センチぐらい背中上部である。

従って、マレー語は、英語のバックに近い、背中を表すBelakangが使われ。

一方、インドネシア語では、背中を指すPunggung が使われるのだろう。

 

さらに、マレー語では、Punggungは、おしりを示すので、インドネシア語学習者には要注意だ。

 

ちなみに、インドネシア語で、ゴルフの練習をしたので腰が痛い。という文章は、

Saya sakit pinggan/punggung karena berlatih golf となる。

 

 

 

使い方に気を付けたいマレー語の単語(4)

Jemput Majilis Perkawinan (ジュンプット マジリス プルカウィナン:結婚式への招待)

インドネシア語学習者にとって、要注意な単語が並んでいる。

Jemput(ジュンプット)は、マレー語では、~へ招待するという意味だが、
インドネシア語では、出迎えるの意味である。

例えば、Jemput saya di rumah ya(ジュンプット サヤ ディ ルマ ヤー)は、私を家に迎えに来てね。という意味だが、マレー語では私を家に招待してね と違う意味になってしまうので要注意だ。

ちなみに、インドネシア語で招待は、Undang(ウンダン)/Undangan(ウンダガン)だ。

Majilis(マジリス)は、マレー語では、式典を意味するが、インドネシア語では、Majelis(マジュリス)は議会、協議会を意味する。

インドネシア語では、一般的に式典を表す単語は、Pesta(ぺスタ)かUpacara(ウパチャラ)が使われる

Perkawinan(プルカウィナン)は、マレー語では、一般的に結婚を意味する。インドネシア語でも結婚という意味もあるが、kawin(カウィン)は、俗っぽい言い方なので、正式にはPernikahanが使われる、

インドネシア語で結婚式への招待は、Undangan Pesta pernikahan(ウンダンガン ぺスタ プルニカハン)と表現される。

 

Menghantar Kad Jemputan(ムンハンタール カド ジュンプタン:招待状を送る)

Menghantar (ムンハンタール)は、マレー語では、~へ送付するの意味だが、インドネシア語では、〜へ案内するの意味である。

インドネシア語では、送付する場合は、Kirim(キリム)を使うのが一般的だ。

Kad Jemputan(カド ジュンプタン)は、マレー語で招待状の意味であるが、インドネシア語では、Undangan(ウンダンガンが、招待状を意味する。

インドネシア語で、招待状を送るとは、Kirim undangan(キリム ウンダンガン)と表現される。

 

 

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マレーシアの結婚式

 

使い方に気を付けたいマレー語の単語(3)

Kemalangan berlaku di Jalan raya(クマラガン ブルラク ディ ジャラン ラヤ :
幹線道路で交通事故が発生した)

Malangは、マレー語、インドネシア語とも、不運な/不幸なという意味するが、Kemalangan(クマラガン)と名詞化すると、マレー語では交通事故をという意味になるのでインドネシア語学習者は要注意だ。

インドネシア語で交通事故は、Kecelakaan(クチュラカアン)だ。

Berlaku(ブルラク)は、マレー語では発生するという意味だが、インドネシア語では、有効である/発効するといった意味なので、交通事故が起きたといったような場面には使われない。

掲題の文章は、インドネシア語では、Kecelakaan terjadi di jalan raya.(クチュラカアントゥルジャディ ディ ジャラン ラヤ:幹線道路で交通事故が発生した)と表現される。

Kereta melanggar motorsikal(クレタ ムランガル モトルシカル:自動車がバイクに衝突した)

インドネシア語学習にとっては、電車が、バイクに違反するといった意味になるので、文章として理解できない。

Kereta(クレタ)は、マレー語では、自動車を意味する。電車はKereta Apiだ。

インドネシア語では、Kereta Apiでも、短縮してKeretaと言っても電車を意味する。

Melanggar(ムランガル)は、マレー語では、~へ衝突するという意味だが、インドネシア語では、一般的には、~に違反するといった意味になる。

自動車が衝突する場合は、TabraKが使われる。

バイクは、マレー語では、Motorsikal(モトル シカル)で、英語から取り入れられている。

一方、インドネシア語では、Sepeda Motor(スペダ モトル)だ。やはり、Motorはオランダ語から入っているとおもわれる。

掲題の文章は、インドネシア語では、Mobil menabrak sepeda motor(モビル ムナブラック スペダモトル:自動車が自転車に衝突する)と表現される。

 

 

 

 

活動制限令の規制緩和に伴い質屋に行列

Ramai ke pajak gadai selesai urusan tertangguh, kata persatuan

本日(5月6日)のFree Malaysia Today紙の記事

直訳は、協会によると質入れ期限切れ処理に多くの人が質屋に殺到 という意味だ。

Ramai ke ~ (ラマイ クゥ) ~へ賑やか →たくさんの人が押し寄せるの意味

Pajak gadai (パジャック ガダイ) 質屋の意味 →pajak(パジャック: 貸し出す、質入れする  gadai(ガダイ): 質入れ

インドネシア語学習者には要注意だ。Pajak はインドネシア語では税金という意味なので、pajak gadaiとは質税という意味かと思う。

質入れすることにも税金がかかるのかと考えてしまうことだろう。

インドネシア語では、質屋は、rumah gadai(ルマ ガダイ)あるいは pegadaian(プガダイアン)と表現される。

Selesai urusan tertangguh (スルサイ ウルサン トゥルタングー)tertangguh 延期となった
urusan 用事 selesai 終わらす という意味。 

つまりは、急に始まった活動制限令により、直前に質入れした期限がきてしまい、質入れ品の買戻し、質入れの継続、質入れの追加等に人が押し寄せたということだ。

記事では、今回の活動制限令は、庶民の人々の生活に大きい影響を与えている。特に、質屋金融に頼っている人達は、利息の支払い負担の増大、或いは追加の質入れによりレバラン用のお金を調達する必要にせまわれている。

最終的に、質流れとなる可能性も大きく、貴重な財産を失ってしまう。

記事は、この10年間庶民の生活は何も改善していないと、警告を与えている。